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重要無形文化財戯瓢踊り取材によせて

天王寺文化人会幹事長尼崎利太郎
9.提供会社 | 樹には望みありTOPに戻る
重要無形文化財、戲瓢踊りの取材を、中川さんの御依頼で、御坊の町を中川さんと同行で訪れて、もう何年になることか。

御坊は中川さんの出生の地であり、おじいさんの建てられた、総檜造りの豪壮な生家をはじめ、ご親籍の家々、御坊の町並、日ノ御崎、アメリカ村、道成寺等々、何ヶ所かを取材して、何枚かの画をえがきました。

一泊二日で秋まつりの行事を、そのなかでのハイライト戲瓢踊りの取材には、中川さんをはじめ皆さん方には、いろんなおもてなしを頂き、おおらかな踊りのリズムにのって、楽しく取材させていただいているあいだ中、にこにこと心から踊にのっておられた中川さん、今も強く印象にのこっています。

木の国、木の町で、生れ、育まれた、あの中川さんの豊かな人間性は、木を通して、土を、石を、樹を、水を、自然を見つめ、文化に対する深い造詣と、情熱には、いつも心うたれるものがありました。

この折の、取材記録を前に、中川さんを偲い、数々のことがらが、文化事業に、文化活動に、随分とお世話になりました。

もっともっと長生して、いついつまでも文化の発展に、ご指導、ご助力をして戴きたかった。

まだまだ中川さんには思い出はつきることはありませんが、この辺で中川さんの思い出の拙文のペンを置していただきます。

合掌