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中川藤一さん有難うございました

国際ロータリー第二六六地区ガバナー  古田敬三
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中川さん、あなたが逝去されて早くも半歳が過ぎ去りました。

一九八七、八八年度の両年度に亘り当国際ロータリー第二六六地区米山奨学委員長としておつくし頂いたその献身的ご奉仕に対し私は当地区全ロータリアンを代表して心から感謝の誠を捧げます。

一九八八年度ガバナーに推薦を受けた私が先ず着手したのが八八年度の地区組織でありました。

私は一九八七年度あなたが地区米山奨学委員長として八面六臂の活躍をしておられるのを見てあなたに是非次年度も米山奨学委員長をとお願い致しました。

然しあなたはその時「会社の仕事許りでなく業界のお世話も引き受けているので来年度の委員長を引受けることはご容赦願いたい」とお断りになりました。

然し私は何としても諦め切れず再度の要請を申し上げました所あなたは「八八年度限り」という条件で漸く納得されたのであります。

あの時あなたはお身体に自信のないままに私の強い要請をやむなく承認されたのではないだろうかと私は悔やまれてならないのであります。

私はあなたのご逝去後あなたの愛する令婦人から一通のお手紙を頂きました。

それはあなたのご生前私共にご厚誼を頂いたことに対する御礼のお便りでありました。

然し私はお便りの中の次の一節を読ませて頂いた時はぐっと胸にこみあげるものをとどめることが出来なかったのであります。

「主人の書き残しました手記の中に『自分は何時どんな風にか突然この世から消えるかも知れないが、その心は私を知る人々の心の中に生きて永く伝わってゆくものであるから何時も日々を全力投球しているつもりの私には何時召されても悔いはない。

唯やりたいこと、してあげたいことが山程あるのにそれが整理出来ないままに終ることは残念である。

然し「お前はそこ迄よくやった」と神様も許して下さると信じている』とありました」何と素晴らしいお気持でしょう。

中川さん、有難うございました。

素晴らしいお仕事、素晴らしい奉仕を終えられたあなたが神の御前にて祈りを捧げておられる姿を想い出にあなたへの御礼と御詫びの辞を心から捧げる次第であります。