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木材流通とは

第1章流通には、物流と商流がある 

品揃え・搬送管理の事例

 品揃え・搬送管理というのは、家一軒分の製品を出すときに、大工さんが実際に使いやすいように持って行かなければならないということなどが、これに当たります。現場に製品を持って行った時に、土台が一番上で、その次が柱で、その下に梁があるというようにちゃんと置いてあげたなら、大工さんは上から順に材を取って使えます。そういうふうにするには、トラックに製品を積み込む時には、土台を一番先に積み込み、次に柱、その次に梁というふうに逆に積んでおかなければいけない。現地で積み荷を卸した状態が、そのまま家一軒を建てる順序につながるように、品揃え・搬送を行うことが基本になります。 それから、野物と造作物を一緒にトラックに積んでゆくと、造作物に傷が付きやすいとか、あるいはロープで積荷を締める時に柔らかい造作物に傷が付いて、それで欠陥商品になってしまうとか、造作材等は色目を合わしておくとか、そういう小さな点についても気を配ることが、品揃え・搬送管理の一つです。また、自分の所は四国の産地から出て来ているので構造材しか品揃え出来ません、造作材は他へ注文して下さいと言うわけには行きません。また、植木の支えですと、支柱に三本横木が二本入用です。支柱ばかり持って行っても植木を支えることができません。全部の材が揃っていなければ、大工さんや植木屋さんから手待ち料を取られた上に「あんな所へは注文できん」と次からの注文はこなくなります。