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神谷のインドネシア点描

ドリアンとランブータン

 ドリアンとランブータン 皆様へ 暑さ寒さも彼岸まで。
日本が3寒4温を繰り返しながら春を迎えるこの時期、インドネシアも3乾4雨を繰り返しながら乾期を迎える 季節に入り始めております。
雨期の終わり、それは美味しい果物達とのお別れ。
乾期となればこれらの果物達は姿を消します。
ドリアンもランブータンもあと残り少なき楽しみなのです。
因みにランブータンとはLAMBUT(毛)+AN(チャン)となり、お毛チャンとちょっと卑猥な名前とその名の通り 卑猥な形をした不思議な果物です。
でも一皮剥くと真っ白な果肉が現れます。
下品な形に似合わぬ、甘酸っぱい上品な味です。
インドネシアの人々は果物の王様ドリアンが大好物です。
ドリアンとはDURI(トゲ)+AN(チャン)…鋭いトゲで満身を被った他を寄せ付けない貫禄を示すトゲ君です。
美しい花にはトゲがある、美味しい果物にもトゲがある。
雨期の田舎町にはどこからとなくドリアンの臭いが漂ってきます。
この臭いに釣られて歩き回るとドリアン売りがいるのです。
『天国の味に地獄の臭い』…と称されるキツイ独特の臭いに大概の日本人は尻込みをしてしまうのですが 思い切って食べるとアイスクリームを濃厚にしたような味の虜となってしまいます。
地獄の臭いも慣れてくると好きな女性の香水のごときかぐわしきものに変身を遂げるのです。
やがて来る乾期…、 ドリアンの無い季節は彼女のいない男やもめのごとく淋しいです。
せめてドリアンの臭いを染み込ませた飴やお菓子で狂おしき想いを紛らわせましょう。
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