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神谷のインドネシア点描

『メーデー』 

昨日5月1日、ジャカルタ市内で大がかりなデモがありました。
ジャカルタ近郊の衛星都市から3万人とも言われる労働者が数百台のバスやトラックに分乗して ジャカルタ市内へ集結しました。
不測の事態に備えて臨時休業とする会社もあり、外出を控えるようにとの指摘もありました。
テロや扇動分子を見つけ次第水平射撃を許すと云う指示が警察トップから出ているとのことで、 市内は朝から警察による厳戒態勢がひかれ、空には警察とマスコミのヘリコプターが飛び廻る という騒ぎでした。

ラジオ放送でデモ状況をモニターしながら車を走らせてみました。
途中で大勢の集結途上労働者群と行き交いました。

聞くところに依りますと彼等の要求は 1)5月1日(メーデー)を国民の祝日とすること。
2)自己都合退職に対する退職金の支払いを  認めること。
だそうです。
(1)はさておき、(2)は虫が良すぎる要求ではないかと思いました。
これを認めると、ただでさへ定着率が悪くロイヤリティーの低い労働者が、退職金目当てに会社を渡り歩くこと にもなりかねません。
大幅賃上げと言い今回の要求と言い、民主化の名の下に言いたい放題の感が出始めており、この風潮を 嫌って資本を引き上げる外資もあるようです。

『角を矯めて牛を殺す』 まるで違法伐採取り締まりを警察に任せてヤリタイ放題の臨検を黙視して木材業界そのものを潰しそうな勢いの インドネシア行政そのものですね。

終わり頃にはスコールが降ってきましたのでこれに水を差されたわけでもないでしょうが、デモ隊は無事解散 しました。
終日道路が空いていて、予想に反して快適な一日でした。
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