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神谷のインドネシア点描

『中秋の名月インドネシア版』

日本では中秋の名月が見えましたでしょうか? ジャンビの空は曇っており月が見えませんでした。
しかしお祝いの儀式だけは催されました。
家族、友人が集まって中秋月餅といわれるお菓子を食べます。
これを食べると一年健康で健やかに過ごせるのだそうです。
日本で云うところの月見団子といったところでしょうか・・・ でもその趣はいささか違います。
日本ではススキの葉を添えて月を愛でながら静かに歓談します。
しかし、若い人は殆ど居ません。
こちらでは『ムーンケーキフェスティバル』と、名前からして若い 人達が好みそうな賑やかなパーティーを開きます。
ジャンビでも何とホテルでパーティーが開かれました。
老若男女が家族連れ、友人と一緒に集まります。
しかし、これは華人(中国の血を持ったインドネシア国籍の国民)に 限ってのことです。
インドネシア人はこのような習慣がありません。
昔の華人は目立たぬように静かに家の中で祝ったいたのですが、 スハルト軍政が倒れ民主化になると共に華人が人の目を気にしなく なってきたのです。
シナ正でのバロンサイにしてもこの中秋名月パーティーにしても 賑やかに派手やかに行われます。
良い事ではあるのですがこのような派手派手しい行動を苦々しく 思っている貧困にあえぐインドネシア・プリブミ(インドネシア原住の国民)が いることも忘れてはならぬと思います。
この頃の華人は他人の土地に住むが為に先人がしてきた注意と配慮を 忘れております。
日本人の小生から見ても驕っているように見えます。
昔は立派な家を建てても敢えて古い家を壊さず、通りからは古い家だけが 見えるような気配りさへもしていたのです。
それなのに今の若い華人には札束で顔を叩くがごとき言動も見受けられます。
一旦暴動となれば襲撃の対象となり命を懸けて逃げ惑うのは華人なのです。
ジャカルタ暴動以降大きな暴動が起きておりませんので気が緩んでいる のでしょうか? 華人が華人でなくなり、皆が本当のインドネシア国民として融和できる日が 早く来れば良いのですが・・・ それまで暴動のない平穏な日々が続きますよう名月に祈りたい心境です。
日本人には判り難い多民族国家の悩みです。
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