v2.1

神谷のインドネシア点描

『イスラム正月』の巻き

 

断食が昨日の夕べのお祈りを最後に明けました。
今日10月1-2日は待ちに待ったお正月です。

直前の街は年越し用買い物客で賑わっておりました。
帰省客で駅もバスもごった返しておりました。
暑さを除けばまるで日本の年末風景にそっくりでした。
ブロックMもいつもであれば夜日本人の高級車で埋まる通路が
昼間まるでオートバイ駐輪場のごとき様相を呈しておりました。

インドネシア2億5千万国民の8割を占める2億人のイスラム教徒は
苦しい一ヶ月の断食月を無事終えてさぞかし満足感を満喫している
ことでしょう。
日本のお歳暮みたいな贈り物も売っております。
この頃はTHR(Tunjangan Hari Raya)と呼ばれるお年玉を入れる
西洋の袋も出回っております。

毎年繰り広げられる光景なれどやはり彼等の喜びとエネルギーを
目一杯感じます。
暑い盛りの日中に水も飲めない日々を一ヶ月も過したのですから
その嬉しさは推して知るべしだと思います。
毎日夕方になると街の沿道に飲み物や果物を売る屋台が沢山ました。
6時近くになると皆がこの屋台からチョットした飲み物食べ物を買い
夕べのお祈りを待ちました。口の中が粘っていたことでしょう。
お祈りが終われば飲める、食べれる・・・
その気持ちが痛いほど感じられる光景を30日間繰り返し見ました。
そして明けた正月でした。

一年に一度克己心を試す機会です。
己に勝つ喜びを味わえる機会です。
見事に勝てた者同志がお互いの家を訪問して(日本のお年始の如し)
お互いにその喜びと用意してあるお菓子(おせち料理みたいなもの)を
一緒に味わうのです。

自分の思い通りにならないとすぐ切れる日本のモンスターチルドレンや
モンスターペアレント、そして克己心という言葉さへ知らない若年世代に
味合わせてやりたい、と思うのは小生だけでしょうか・・・(?)
(お陰でイスラム正月休みを日本で過せます。)


インドネシア写真
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