私たちはつい最近でも身をもって公害問題といえるものに関わってきました。
「熊本水俣病」、「イタイイタイ病」、「新潟水俣病」、「四日市の大気汚染公害」 などは日本の四大公害事件として、海外にも知られた悲しい環境問題です。
貧しかった戦後から、とにかくすさまじく働いた日本の先輩の方々。しかし私たち の豊かさと引き換えに多くの人の生活を悲惨なものにしてしまった環境破壊事件と して、日本人ひとりひとりが忘れてはならないでしょう。
ところで、最近になって地球規模の公害がじわじわと確実に進んできています。
さまざまな形でとりざたされている地球環境問題は、その原因と被害が地球全体 規模で国という枠組みをこえ、複雑にからみあいながら、有効な解決策がないまま、 未来への不安を増大させています。
これまでの環境問題とはまったく異なる地球規模の公害なのです。私たちはこの ことを考えずしては未来はありません。
そこで先のブラジルサミットからの問題を整理しつつ私たちの仕事である木材との 関係を見つめてみました。
このホームページを作成するにあたり自分たちの経済活動、個人のライフスタイル 等を考えると、個人レベルで出来ることも数多くあり、おのおのの人が利他の心を もって生きてゆかねばならないと考えました。しかし一方、私たちも生きていく上で 一定の経済活動もしなければなりません。
そこでもっとも環境負荷の少ない産業資材、材料として木材があがってきたのです。

1996年10月
中川木材産業株式会社 中川勝弘