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針葉樹との違いに見る広葉樹の世界

広葉樹と針葉樹の違い

 
広葉樹と針葉樹の違いは、葉や容姿だけでなく、 成育や導管からくる木目や色、光沢、比重等の質 の違い、そこからの用途の違いなどに見ることが できます。
 その根源的な違いは、地球上での進化の系統の 違いにあります。
 最初に地球上に生れてきたのが針葉樹で約3億 年前です。
それ以前はシダ類が地上植物の主役だ ったようですが、次いで現れた針葉樹は、スギや マツの実に見られるように、裸のままの種から芽 を出す古い形質で、進化の遅れた裸子植物に属し ています。
 これに対して広葉樹は、ドングリやトチ、それ に果実に見られるように、種をつつむ層があり、 その外側に皮がある被子植物の双子葉類に所属し、 地球上に誕生したのは、針葉樹よりはるかに遅く 約1億年から1億5000年前です。
被子植物である ことが、食として人や動物の森での生活に貢献し てきたのです。
種子にしても、針葉樹より進歩し た形質を持ち、堅くて永続性のある幹を持ってお り、木本植物と呼ばれています。
被子植物の中で も単子葉類の竹やヤシは木本性植物と呼ばれてい ます。
 次に広葉樹と針葉樹の違いを木部に見ると、木 材が生長する必須条件である水を根元から吸い上 げて通すパイフ=導管に決定的な違いがあります。
広葉樹には発達したハッキリとした水分の通導作 用を受け持つ管状の細胞である導管が見られます が、針葉樹は、導管に発達する前の状態で、細胞 がその替りに水を順送りする働きの仮導管という 進化の遅れた形を残しています。
 広葉樹の導管は、木口断面には小孔として認め られますし、板状にすると板目、柾目で細孔や縦 に窪んだ細い筋として見ることができ、樹種によ ってその大きさ、配列状態にそれぞれ特徴があり ます。
 この導管の有無と形状が、木理に現れ、使用方 法や使用する部位を決めるひとつの要素になって います。
木が縦にスパッと割れるのは繊維(導管・仮導 管)が生長方向(縦)に向って伸びているからで すが、針葉樹は主に、軸と平行に走っていること から通直な木理を見せます。
広葉樹は、繊維が通 直に伸びるより、傾斜したり、幹のまわりをら旋 状に伸びたり、複雑に交錯したりすることから斜 走、ら旋、交錯、波状の木理を見せています。
 この木理が、板やツキ板にした時に、変化に富 んだ木目となり、絹糸を引いたり、チヂミのよう な材面を作り出します。
 次に比較される違いは比重にあります。
普通、 針葉樹は、ソフトウッドと言って軟らかい木とさ れ、広葉樹は、ハードウッドと言って硬い木とさ れています。
 これは、木材を大気中で乾燥した状態(含水率 15%時を言うこともある)の重量を、孔隙を埋め た状態で除した値の気乾比重で現され、その比率 が高いほど(1.0に近いほど)重い、硬いというこ とになります。
 これは樹種によって異りますが、針葉樹の場合、 大体が0.4から重いもので0.5以上ですが、広葉樹 の場合は軽いもので約0.5、重いもので0.9近くま であり、中には1.0を超える重くて硬い木で、水に 沈むものまであります。
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