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環境を育て、木の家づくりを広げよう


1900年代もいよいよ終ろうとしています。
 この1年を振り返って見ただけでもい ろんなことがありました。
 相次ぐ大地震と気象異変、原水爆の実 験や事故……。
 世紀末予言の通りには至らなかったよ うながら、数知れない異常事態は、ギリ ギリのところで予言を回避したのではな いかと思わされます。
それでも多くの痛 ましい犠牲と苦しみをもたらしました。
 これらのことを冷静に考えると、その 原因の根っ子にあるのが、人間のエゴと 傲慢さであることが見えてきます。
 国家間や民族間の抗争も、事故や事件 も、競争を是とし、飽く無き利潤の追求 の結果と言えるものがほとんどですし、 他を支配して勝利者になろうとしてのも のであることも見えてきます。
勝利者の 傲慢な論理が正当化されるのも競争社会 の姿です。
 人を踏みにじり、他民族を支配するこ とを不思議としない近代という妖怪は、 自然を踏みにじり、環境を支配すること を当然としてきました。
 木を伐り、山を崩し、地を掘り、海を 埋め、乱暴狼藉の限りを尽くしたうえに 、地中深く原水爆を爆発させ、これでも かとばかりに地球にダメージを与え続け てきました。
さらには人間社会が生み出 した恨みや嘆き、ストレスを地中深く沈 ませ、マイナスエネルギーを増やし続け ています。
 地上では温暖化、オゾン層破壊、酸性 雨、環境ホルモン、放射能汚染と環境を 極限近くまで破壊しているのです。
 その上、人間の自然支配は、自然界に はあり得ない異物を次々と作り出して秩 序を乱すばかりか、遺伝子組換えという 自然の掟を打ち壊す試みは、クローン人 間づくりから、人間と牛とのクローン化 にまで手を伸ばす愚挙さえ呼んでいます。
 このような人間のエゴと傲慢さへの大 自然からの返答が、人間への警告と地球 自然の秩序回復のための異常気象、天異  地変の数々ではないでしょうか。
20世紀がつくった地球の危機を極限 近くまで追い詰めた根源が、人間が人間 を支配し、人間が自然を支配することを 是認し、推進する思想、砂漠の民の宗教 思想に染められた西洋文明にあることを 考えないわけにはいきません。
 そこで、この1900年代の最後であり、 2000年を経て二十一世紀を展望する時 の「木のこころ」第八号は、「環境にやさ しく、環境を育てる木材」をメインテー マに、環境と木材と日本の家づくりを、 以下の3本の特集の柱に考えました。
 特集Ⅰは「環境との共生と木材の役割 」と題して、環境との共生を考えながら 、環境共生型住宅、木材生産と木の家づ くりについての考え方の提案です。
 特集Ⅱは、日本の家づくりのこれから を考えるときに、立ち返る基本となるの が、大切に生かすべき日本の心が宿って いる伝統民家と数寄屋です。
そこで「数 寄屋を現代に生かす」をテーマに、茶室 をはじめとする数寄屋の第一人者である 財)京都伝統建築技術協会理事長の中村 昌生さんに、数寄屋の心とは何かを聞き 、仙台で今日数寄屋を造る建築家・吉田 イサムさんを訪ねました。
 木造の家づくりを広く根づかせる為に 問われてくるのが構造問題です。
特集Ⅲ は「木造住宅の構造を考える」と題し、 木構造の研究と実践の先頭に立つ田原賢 さんの執筆により、接合金物の考え方と 使い方、生かし方から始まる解説の、連 載第1回としました。
 20世紀的な価値観、住宅観を乗り越 えて21世紀を展望すると、自ずから出 てくる答えが、日本らしさを取りもどし 、和の文化、日本の木の家づくりを押し 広げることになってきます。
 これこそが本号を含む本誌のこころと するところで、21世紀に向けてより一 層この視点を高く持ち、日本の文化の再 興と木の家づくりの輪を広げる役割の一 翼を担って行きたいと決意しています。<
イギリスの巨樹を紹介しているホームページです。イギリスの7箇所(ページ下のイギリスの地図に位置が記されています)にある巨樹の写真が掲載されています。この写真は、海堀常夫さんが写真家である吉田繁さんの主催する英国巨樹旅行に2001年6月9日から18日まで参加されたときに撮影されたものです。樹齢1000年もの巨樹の大迫力な写真が楽しめます。写真をクリックするとそれぞれの巨樹の紹介ページに飛びます。さらにそのページで写真をクリックすると写真が拡大されます。教会に巨樹がある場合が多く、ほかに校庭や牧場にもあります。写真だけでもこの迫力ですが実物を見に行きたくなるホームページです。 ホームページは イギリスの巨樹 です。
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