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木の家づくり工務店ここにあり

家族と共に

〝家族と共に〟が生きる家づくり
日本の山を守りながら新しい家づくりのスタイルを提案

●家族のための家づくりへ 〝家族と共に〟が生きる家づくりを実践し、家族が愉しく暮らせる家づくりをプロデュ ースする㈲サン・ワークスは兵庫県加古川市にある工務店。
㈲サン・ワークスの社長は山藤弘子さんで、営業をご主人の山藤好正さんが担当してい るアットホームな地元の工務店である。
会社を起こしたのは去年の3月でまだ2年目とい う新しい工務店である。
建てられて間がない新しい事務所兼自宅である山藤宅で2人に話を伺った。
ご主人の山藤さんはかつて10年間大手ハウスメーカーの営業を経験し、更に地元の有 力な住宅販売メーカーでの営業を10年間勤めた凄腕の営業マンであった。
そんな山藤さんが、自分たちで会社を創ることになった大きなきっかけが、自分の営業 で販売した住宅に住んだ家族のお子さんがアトピーになってしまったことだった。
「近所のスーパーで買い物をしていた時、お子さんを連れた私のお客さんにばったり会 いました。
その時にお話を伺うと、新築に移ってからお子さんがアトピーになり大変であ るということでした。
そのお子さんはまだ幼い女の子で、本当に可哀想で、自分が販売し た家ということもあり、申し訳なくてその場に居れませんでした。
自分の子供がもしそう なったらと思うと胸が痛くて」とその時ひどくショックを受けた山藤さんは、そんな健康 に害をもたらす家を売るメーカーを辞め、安全で本当の家づくりを手伝う会社を自ら創る ことを決心したという。
山藤さんは「私がいたメーカーでは、新築の家に入居した時は、目がちかちかすること や、畳の青臭さが新築の良さであると教えられ、お客様にもそう説明していました。
その 時は本当に勉強不足で、会社の言うとおりにしていました」と当時を振り返り語った。
そんな経験をしている山藤さんだからこそ、今の会社への熱い思いと、本物の家を見抜 く力ができたのだろう。
  現在は〝シックハウスを考える会〟兵庫県支部長を務め、安全で健康な住まいとはどう いうものかを一般の人に勉強してもらいたいと活動をしている。
社長兼奥さんの弘子さんは、もともとインテリアコーディネーターだった事もあり、家 の総合プロデュースを主な仕事としている。
「家に長く居るのはやはり奥さんである女性で す、だからこそ、家を建てるに当たり、女性の意見は重要です。
また、女性にとって居心 地のいい家づくり、引いては家族全員がくつろげる家づくりのお手伝いをするのが私達の 役割です」と弘子さんは語る。
カーテンの色や、照明等の小さなことまでよく施主と一緒によく考えるという。
「家づく りは家族で楽しんで欲しいのです。
新築だからといって家具類を妥協しながら一気に揃え るのではなく、何年もかけて家族の生活スタイルに合わせて少しづつ改善していくのが一 番自然ではないかと思います。
そのほうが家族で楽しめますよ」と物欲主義に走り過ぎて いる今だからこそ物を見る目を養い、必要な物だけを揃えるということのほうが大切なこ とを語った。
またそんな山藤夫妻の住宅観や、自らがつくって住んでいる自宅の四季を通した住み心 地の体験をまとめ掲載したミニコミ誌を、弘子さんがつくり得意先や知り合いの人に配布 している。

キッチン造り付けの棚    明るいリビング
●日本の山を守り育てる工法 山藤さんが会社を創るに当り、どんな工法で家を提供しようかと模索中に鳥取県日南町 林業協会と提携している㈲フリーウッド(鳥取県米子市)に出会ったという。
そこでは、 フリーウッド工法によるエコハウスを提供しており、話しを聞くうちにこれだと山藤さん は決心したという。
開放感のある吹き抜け 
  証明は弘子さんがプロデュース 3階は子供部屋 フリーウッド工法は、在来構法+パネル化壁式構法。
壁はパネル化されているので、工 場で部材の生産を行い、現地で組み立てる方式で住宅を施工しているので、コストもおさ えられている。
またこの工法は千本以上の木材が使われているので、強度面性能でも高い 評価を受けており、耐力壁としては壁倍率が5.0相当で、一般住宅の3倍の強度をもってい る。
この工法は、日南町林業協会と提携しているので中国地方の山の木をふんだんに使用し 、杉とヒノキを主としているが、山藤さんは鳥取県のヒノキを中心に使っている。
山藤さんは「以前勤めていたところでは、日本の山を守るために外材を多く使い国産材 を残すことだと言われていました。
私も当時はそうなんだと思い疑問を感じませんでした。
しかし㈲フリーウッドとの出会いでそれが大きな間違いだと知りました。
日本の木を使 わないと山も育たず守れないことを痛感しました。
フリーウッド工法では特に鳥取県の山 の間伐材を使用しているので、コストもおさえられ、同時に日本の山も守れるのです。
間 伐材だからと廃棄するのではなく、十分使える木材を生かすことでエコハウスになるので す」と語り、日本の山を守るという大きな使命を持ちながら㈲サン・ワークスは家づくり をしている。

現在までに4軒の家をてがけてきたが将来的には年に5~6件ほど手掛けていきたいと しているが、 数多くを手掛けるのではなく内容の詰まった仕事をしていきたいという山 藤さんたちである。
今年7月に完成した加西市のK邸も内装・外装にヒノキ・杉材をふんだんに使用してい る。
しかし、外装は1階部分だけが木づくりである。
これは後の手入を考えてのことで、あ くまで家族でメンテナンスができるように配慮されている。
K邸は、ご夫妻、女の子4人の6人家族で、みんなが集うようにリビングを中心に大き な吹抜けが設けられ、太陽の光と風に恵まれた自然体の家である。
和室が少なくなってい る現在の住宅に反して、あえてダイニングテーブルを置かず、畳を敷いて、掘りごたつを 食卓代わりに〝和〟の生活を取り入れ、施主の希望通りに仕上がっているという。
山藤さんの自宅兼事務所もフリーウッド工法で、モデルルームとしての役目もしており 、必ずお客様に見てもらっている。
1階は事務所、2階のリビングに入ると右側に主寝室、水廻り(風呂場・洗面等)、階段 があり3階の子供部屋に続いている。
リビングを入って左側にキッチンが設けられ、その キッチンスペースの突当りにはベランダへと続くガラス扉があり、そこからの光で調理し やすい明るさになっている。
リビングには吹抜で、大きな窓が設けられていてここにもた くさんの光が部屋に入り、室内のヒノキの木肌を美しく見せている。
またリビングの扉の 取っ手には山で拾ったという木の枝が使われている。
ほぼ全室ヒノキ材の内装で木の豊かな香りが漂っている。
節のある無垢材も多く使われ ているが、自然の風合いに包まれた室内はスッキリとした印象を受ける。
家具類も部屋に しっくりしていてインテリアコーディネーターの弘子さんの手腕がうかがえる。
「この家に引越してからは、体の調子がいいんです。
以前の家では乾燥による手のあか ぎれがひどかったし、3年前から稲花花粉症になりアレルギーを抑える薬なしではいられな い状態で、鼻炎、結膜炎、頭痛と大変でした。
家族全員が毎冬、咳で悩まされてもいまし た。
けれど、ここに来てからは少しアレルギーの気配はあったものの一度も薬を飲まず、 咳も解消され、あかぎれもしなくなりました。
更にかさかさする肌荒れもなくなりました。
本当に不思議です」と木に包まれた生活のすばらしさを語った。
また、冬はどの部屋も温かく、スリッパ要らずで、夜でもほとんど暖房を使わずにすみ、 リビングのクーラーも今年の猛暑にもかかわらず客人が来た数回しか使用していないとい う。

リビングからデラスがみえる
「自分たちが住んでみて初めて〝木の力はすごい〟といろんな所で実感しました。
リビ ングと水廻りは自然塗料を薄く塗装しているだけで、それ以外の床は無垢のままなので素 足のままで歩いていてもすごく気持ちがいいですよ」と客人にもスリッパなしで木肌を楽 しんでもらっている。
また特にヒノキ材を使用しているのでキズもつきにくく手入れも簡 単であるという。
山藤宅は、部屋に仕切りが少なく、広々とした空間になっている。
「子供達みんなと一緒 に生活する時間は限られています。
その限られた時間を大切にするための空間づくりに するために個室は設けていません。
だからお客様にも同じことを提案しています」と夫妻 揃っての意見である。

1階におりる階段の踊り場 3階子供部屋
「私達もまだまだいろんなことを勉強中です。
しかし、施主にも本当の目を養うべくあ る程度の勉強は必要です。
少しは知っているほうが、私どもの話も分かり易いのではない かと思います」とユーザーも受身ではなく、積極的に家づくりに参加してほしいと語った。
山藤さんが「『木のこころ』に連載されている『顧客獲得育成術公開レポート』は大い に参考になり、次の住宅見学会のチラシづくりの手本にした」とうれしそうに出来たての チラシを見せてもらった(後日、このチラシが大成功を収めた事を聞いた)。
手作りのあった かなチラシを見て、2人の仕事へのこだわりを感じさせられた。
        

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