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よくある質問

Q.ベニヤは強いのか?

A.  現在、日本で作られている合板には用途、目的により特殊なものと、 一般的な普通合板に分類されます。また、この普通合板には、化粧合板 (表面に天然木ツキ板や印刷化粧紙を貼ったもの)から、コンクリートを 型に流し込んで固める型枠合板、建築材のなかで構造耐力上主要な部分に 使用する構造用合板、難燃処理加工した難燃合板、さらに消防法の制限に 合致する舞台などの大道具、設備用の防炎合板があります。
 普通合板の中には、原料を主に南洋材のラワン等で作ったラワン合板と、 北洋材のカラマツなどを原料にした針葉樹合板に分けられ、最近の資源供 給の変化から、南洋材から次第に針葉樹へと代わりつつあります。   耐久性についての質問は、厚さが細かく分かれているほか、合板が使わ れる部署の頻度でも耐久性の差があります。普通は、農林規格(JAS) に沿って作られ、単板の剥離を防ぐ接着剤が使われ、品質の安全性は極め て高いものばかりです。
 わが国で合板生産が盛んになった昭和30年代の初期に製造された壁面材 や床板が、現在でも十分機能を発揮しています。「合板は接着剤で固めた 資材だからバラバラに離れる」先入観は不要です。
 合板を使用するに当たっては、その箇所によって要求される耐水、耐湿 性が異なりますので、その箇所に適した合板を使うことが必要になります。
 普通合板のタイプ1は「沸騰水中で4時間煮沸後、60度で20時間乾燥させ、 再度4時間煮沸してから所定の引張り強度を有しているもの」で、これ以上 の強度を求められる場合は「特類」があります。
 タイプ2は、「60度の温水中に3時間浸した後、所定の引張り強度を有している」ので、それ以下の耐水性で問題のないところは、タイプ3があります。用途に応じたタイプの使用が求められることになります。
 腐食を防ぐために防腐処理をしますと、防腐剤が毒物のため浸み出して二次汚染につながる危険性も考えられます。
 また、最近、ホルムアルデヒドの問題がやかましくなり、F1、F2のホルマリン規制が強化されています。ノンホルマリン合板を使えば確かに安心ですが、ホルマリンが除かれているため新たに虫害が発生する危険性が出てきました。
 合板は価格が安くて使いやすさが魅力となって幅広く利用されてきました。しかし、原料が南洋材熱帯産広葉樹のため、地球上の環境を保護する見地から資源保護への世論が高まってきました。従って、南洋材を原料にした合板づくりにも様々な規制が強められ、わが国での合板製造が厳しくなってきたわけです。
 その合板の代替に、最近ではMDF(中比重木質繊維板)やパーティクルボード(削片板)、OSB(オリエンテッド・ストラッド・ボード=配向性ボード)が建築、家具などに向けた供給が行われています。これらは膨大な設備により製造されるため、メーカーは限られています。
 これらは合板の代替素材ですが、素材の持つ性能に一長一短があり、合 板以上の心くばりが必要です。      

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