日本の巨樹・巨木



■ 名称 「田原坂の大クス」
記念物指定 昭和00年00月00日   指定
■ 住所     熊本県鹿本郡植木町、田原坂公園(町史跡)
■ 解説、案内版

■ 全景

■ 樹木








■ 葉

■ 幹
■ 地図
■ 撮影日、撮影者     98年 11月22日 中川勝弘撮影
■ 撮影機材      CANON EOS 1000s、エプソン EP-100、日立 MP-EG、
■ 交通  
■ 駐車場    駐車場あり 

 クスノキ科。常緑高木。本州中南部、四国、九州、琉球、済州島、
 台湾、中国南部、インドシナに分布する。
 漢字は樟で、楠はタブノキである。各地で名前がわからないため
 ナンジャモンジャといわれているものにはクスノキが多い。
 高さ30mまでになる。ときに老大木で直径5mに達するものがある。
 葉は互生、卵形、広卵形で長さ6-10cm。春、新葉が伸びだすと、
 まもなく古い葉は全部落ちる。芽出しの若葉は淡紅色、橙黄色など
 から淡緑色に変わり美しい。花と果実は目立たない。庭園樹、
 街路樹として広く植えられ、樟脳採取のために植裁されたものもある。
 長命で天然記念物に指定されている巨樹名木も少なくない。
 巨樹リストの中でも圧倒的に多い、また独力で立っているのが多いのも
 クスの特徴である。
 散孔材で心材は黄褐色、紅褐色、肌目はやや粗く、木理は交走する
 ことが多く、玉杢などが現れるものがある。材はやや軽軟から中庸、
 耐朽性が高い。建築では内装材、また社寺建築、建具、家具、器具、
 楽器、彫刻、木象嵌その他に用いられる。古代には丸木舟に多く
 使われた。葉や幹、根などを蒸し、出て来る蒸気を冷やし(蒸留)、
 固形にしたものです。それは、防虫剤やセルロイド、フィルムなど
 の材料になり、東南アジアでは古くからつくられていたが、日本では、
 以外にも歴史は浅く、江戸時代半ばからつくり始められ、明治時代
 には最盛期となり、何と合成樟脳やプラスチックが出廻った戦後には
 もう衰退の道をたどり始めた。しかし、セルロイドがもてはやされて
 いた明治から昭和のはじめ頃には、何と世界一の生産量となったことも
 あったほどで、その頃の日本の発展に樟脳、しいてはクスノキが重要な
 役割を果たしたといえる。
 クスノキは、成長がさかんで、さらに長命なので、古くから人の名前に
 使われる事も多い。有名なのは南方熊楠である。
 
(1996.10.15より) /最終更新日 2000年11月25日