日本の巨樹・巨木


■名称
 善光寺の楠

記念物指定 大阪府天然記念物指定

住所

   大阪府八尾市大字垣内338 善光寺境内


正面入り口

全景

樹木











小高い丘の上にあるお寺。
下の方から見上げると、この木だけがやけに目立ちすぐに場所を確認できる。
緩やかな坂道がつづき、登りきった正面に堂々と立っている。
まだまだ樹勢があり、葉もいきいきしている。
横の家屋を壊さんばかりかである。
境内には、人なつっこい白い中型犬が1匹。
撮影日、撮影者
    99年 5月1日 中川勝弘撮影
撮影機材 
   Nikon COOLPIX 950
交通
   付近道路非常に狭い。また駐車場なし。
一般的な解説
 クスノキ科。常緑高木。本州中南部、四国、九州、琉球、済州島、
 台湾、中国南部、インドシナに分布する。
 漢字は樟で、楠はタブノキである。各地で名前がわからないため
 ナンジャモンジャといわれているものにはクスノキが多い。
 高さ30mまでになる。ときに老大木で直径5mに達するものがある。
 葉は互生、卵形、広卵形で長さ6-10cm。春、新葉が伸びだすと、
 まもなく古い葉は全部落ちる。芽出しの若葉は淡紅色、橙黄色など
 から淡緑色に変わり美しい。花と果実は目立たない。庭園樹、
 街路樹として広く植えられ、樟脳採取のために植裁されたものもある。
 長命で天然記念物に指定されている巨樹名木も少なくない。
 巨樹リストの中でも圧倒的に多い、また独力で立っているのが多いのも
 クスの特徴である。
 散孔材で心材は黄褐色、紅褐色、肌目はやや粗く、木理は交走する
 ことが多く、玉杢などが現れるものがある。材はやや軽軟から中庸、
 耐朽性が高い。建築では内装材、また社寺建築、建具、家具、器具、
 楽器、彫刻、木象嵌その他に用いられる。古代には丸木舟に多く
 使われた。葉や幹、根などを蒸し、出て来る蒸気を冷やし(蒸留)、
 固形にしたものです。それは、防虫剤やセルロイド、フィルムなど
 の材料になり、東南アジアでは古くからつくられていたが、日本では、
 以外にも歴史は浅く、江戸時代半ばからつくり始められ、明治時代
 には最盛期となり、何と合成樟脳やプラスチックが出廻った戦後には
 もう衰退の道をたどり始めた。しかし、セルロイドがもてはやされて
 いた明治から昭和のはじめ頃には、何と世界一の生産量となったことも
 あったほどで、その頃の日本の発展に樟脳、しいてはクスノキが重要な
 役割を果たしたといえる。
 クスノキは、成長がさかんで、さらに長命なので、古くから人の名前に
 使われる事も多い。有名なのは南方熊楠である。
 
(1996.10.15より) /最終更新日 2000年11月25日


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