読み
万葉よみ 現代よみ
杉(すぎ)
杉(すぎ)

ふり
がな
味酒(うまさけ)の 三輪(みわ)の祝(はふり)が いはふ杉
手触れし罪か 君に逢ひがたき 
丹波大女娘子

意味
「三輪の祝(神官)が、斎(いつ)きまつっている神杉に手を触れた罪でしょうか。あなたになかなか逢えないのは

  万葉集には12首のすぎ歌が詠まれている

樹木
解説
スギ科。常緑針葉高木。日本特産で青森県以南の日本各地に分布する。土質の種類を問わずによく育つので全国各地に生育しているが、一番よい場所は、西日のあたらない谷間や北及び北東に面した山谷、山腹である。さらに、土壌が深く、肥沃で適度の湿気を有する所を好み、乾燥地には不向きである。スギの語源には諸説があるが、「すぐ木(真っすぐな木)」という説が有力である。スギには杉の字をあてるが、中国で杉木というと、スギ属とは別のコクヨウザンのことである。弥生時代の登呂遺跡の水田跡からは、あぜ道に使われたおびただしい数のスギの矢板が発見されているように、日本人とスギとの関わりはきわめて深い。

関連
世界の木材 0151.スギ
木偏百樹 45.すぎ

出展
巻4-712