担ぎ-斜叉

木挽き職によって製材された板材は、
荷作りされて担ぎ出された。荷作りは
図のようになされ、これを斜又(しゃまた)
という。
斜又のまま、熊野から伯母峰を越え
て大阪まで幾日もかかって運んだとい
う話を、小さいころ祖父から聞いたの
をいまでもよく覚えている。今日では
想像もできない。だが、火災後の緊急
のときなどを考えるとありうることだろう。
あるいは特殊材だったのかもしれない。