湧かす


中継所で山積みした材木をつぎの修羅へ出す場合、滑りやすくするために雨降りか
雨上がりの日を選ぶ。長く雨がないときはおうおうにして水をかけてから修羅出し
する。
 山積みの材木を一挙に崩すことを「湧かす」という。危険が伴う。
まず出伐夫が取りやすい材木、邪魔になる材木を除きながら崩す見込みを立てる。
そしてもっとも素軽い者が一人、見込みを立てて材木を鶴嘴で外し、同時に逃げる。
すると材木はいもがゆが湧くようにして修羅を伝っていく。
ここから「湧湊かす」という語が出たのである。