0003.エノキ

解説
ニレ科。
落葉高木。高さ20mになる。
ムクノキに似ており、わが国では 本州・四国・九州の山野に分布する。
その他、朝鮮半島、中国中部 に分布し、 人里に近いところに多くみられる。
卵形の葉は、三本の葉脈が目立ち、 左右が不対称なのが特徴。10月ごろ、径7㎜の赤い小さな実をつける。
甘味があり食用にもされるが、もっぱら小鳥たちが好んでついばむ。
江戸幕府の二代目将軍の徳川秀忠は、参勤交代制度の確立のために、 諸国に街道の整備を命じたが、その際、街道両側にエノキを一里ごとに 植えさせたという。これが一里塚であり、今でも旧街道筋には「二本榎」など の地名が残っている。エノキが選ばれたのは、将軍が「よい木を植えよ」と 言ったのを、家臣が「エノキを植えよ」と聞きまちがえたという説があるが 定かではない。現存する一里塚には、エノキばかりでなく、ケヤキや ムクノキといった樹種が一里塚に適していたのであろう。 エノキの材は、黄褐色から淡黄色で、主に建築材や器具材にされる。 ケヤキの模擬材にもされる。庭園樹や公園樹としても植栽される。
樹形

写真
京都府立植物園 2012年5月20日撮影

写真
大阪市大植物園4月9日撮影

大阪市大植物園 2012年8月31日撮影

大阪市大植物園 2008年11月22日撮影

エノキの葉
大阪市大植物園 2013年8月11日
長居植物園 2012年8月27日撮影


写真
大阪市大植物園4月9日撮影
エノキの幹 エノキの幹
上2枚 大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日撮影
年輪

写真
この木に関する俳句えのき