19.ウツギ


解説

ユキノシタ科・ウツギ属 空木、卯花。

日本各地、および中国に分布、山野にはえ、生垣や庭木として栽植する落葉低木。唱歌「夏は来ぬ」、♪卯の花のにおう垣根に ほととぎす早もきなきて 忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ…。
に歌われるウノハナはウツギのこと。
多く分枝し高さ1.5m位。樹皮はよくはげる、若い枝には小さな星状毛がある。若枝、葉、花序に星状毛がありざらつく。 葉は対生し、上面に星状毛がつく、長さ3~9cm。皮針形か卵形で、先端はとがっていて、縁に浅いきょ歯がある。ざらざらで、表裏ともに、小さな星状毛がぎっしりと生えている。
ウツギの名は、枝が中空になっているウツロギ(空木)からきている。しかし花が卯月(陰暦4月)に咲くので卯の花(ウノハナ)という説もある。
別名ウノハナは空木花の略、また卯月に咲くからともいう。5~6月に多くの白い花を開く。果実は球形で硬く、星毛がぎっしりはえている。
腎臓病の利尿に使用される。
材は硬く木釘、ようじにする。また、材が硬いので古代ではこの幹とヒノキを摩擦して発火させ、火種を得ていたのではないかといわれている。

同種にマルバウツギ、ヒメウツギなど同様の白花をつける低木がある。
樹形
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