0050.リョウブ


解説
リョウブ(令法)
リョウブ科リョウブ属。落葉小高木。古名でハタツモリという。北海道南部から九州・済州島に分布し、山林に多く見られるが、森林を構成する樹種というより、パイオニア的傾向が強い。高さ10m。直径25cm。 リョウブ属の植物は、世界では64種ほど知られているとの事であるが、日本では1科1属1種である。この変わった名前は、戦国時代から若葉を食用に、乾燥保存し、救荒食物として葉を乾燥して備蓄し、飢饉に供えるよう法令で定めたことからついた。また高さは3-7mになる。樹皮は表面が縦長な形に剥げ落ちて、その後茶褐色で滑らかになるので、「サルスベリ」と呼ぶ地方もある。 葉は長さ10cm、幅3cmほどで倒卵形に近い楕円形、縁には細かい鋸歯がある。表面にはつやがなく、無毛または微毛を生じる。枝先にらせん状につくが、枝先にまとまる傾向が強い。雌雄同株。夏には花が咲き、花弁は白く5裂する。枝先の長い総状花序に多数の花をつけよく目立つ。果実はさく果で3つに割れる。若葉は食用になる。
木材としては、散孔材で帯紅淡褐色、緻密、やや重硬。器具、薪炭などに使われる。
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樹形
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