056.シオジ


解説
 モクセイ科。ヤチダモによく似ていて、本州中部以南、四国、九州に分布する。裏日本側にはほとんどない。  量は少なくなっている。木理は精。比重は0.53。直径1m。
年輪の明瞭な環孔材。心材は淡黄褐色で、  ヤチダモより明るい淡色。木目が細かく詰んでいて美しく、ときに美しい箋が出る。 木はヤチダモと同じく、 まっすぐで枝下が長く、束岩は正円に近いので効率がよい。軽くて加工が容易。狂いが少なく、乾燥も容易。  脚物には強度に注意。日本的な優しく柔らかい雰囲気がある材で、家具材のはか床まわり、壁材など内装  材や建具にも使われる。
良質有用な材で、量が少なく稀少価値がある。材もヤチダモによく似て、やや色が  明るく、やや軽軟である。家具材として良好。アッシュ(厳密にはシオジとは別のもの)というものにヨーロッパ・  西アジア・北アフリカ産のセイヨウトネリコ、北米東部・中部産のアメリカトネリコなどがある。
材質はヤチダモ、  シオジに類似し、強靭なため家具、器具、建築その他に広く用いられる。とくにスキー、野球バットその他の  運動具の最も優良な材として知られている。わが国には北米産アッシュが少量輸入されている。