0074.モミ


解説
モミ科。常緑高木。 一般にモミというと日本特産で暖かい所を好むので、秋田・岩手県南部より南の 本州から九州は屋久島まで見ることができ、日本海側にはごく少なく、多くは太平洋側に分布して いる。一般的に広葉樹と混じっている時は尾根筋に多く、また、ツガと混成し、モミ・ツガ林を作って いる所もある。 クリスマスツリ-の代名詞のような木。モミの木が選ばれたのは、キリストの受難の 十字架がこの木だった。 神々が宿る木であるから・・・などからである。
花は5-6月頃に雌雄同株に 花が咲き、雄花は前年枝の葉脈に一つづつく。
長さ1.5-1.8㎝の円柱形で赤ん坊の足の指ほどの 黄緑居ろの花が下へたれる。雌花は、前年枝の上にまっすぐ上向きにつく。 葉は長さ23.5㎝、 平らべったいひも通しの針を思わせるような形。およそまっすぐですが、たまに鎌状まがっている ものもある。先は2つに分かれている。常緑なので上面は暗褐色で中央が凹んで線になっており、 下面には中脈があってその両側が白くなっていますが、そのうちに消えます。ひも通しの針のような この葉っぱたちは、3又状に分かれていく小枝の両側に2列になって互生(互い違いに枝につく)する。
モミは10年までは成長がゆっくりですが、それ以上になるとぐんと大きくなり、大きいもので高さ40m、 直径1.5m。
幹はおよそまっすぐで、太い枝が下部では水平近く張り出し、上にいくほど枝が上向きに 立っていく。
心材と辺材の区別がしにくく、全体に白色、および淡黄白色になる。これは、他の樹と違 い心材に色がつかないからで、大木になると多少心材が淡灰褐色になることもある。木口(横断面) から見ると、年輪の幅が広く、はっきりしており、ウェハ-スの断面のようです。柾目(縦断面)から見ると、 木理がだいたいまっすぐで木肌があらく光沢があまりない。
針葉樹の中では少し軽く軟らかな方で 加工がしやすい木。しかし、乾湿に影響されやすいので乾燥には注意が必要。 軽さによって家具の 内部、例えば、引き出しの底板等に活用される。
写真
モミの葉
大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日撮影
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神戸森林植物園 2012年4月8日撮影
樹形
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神戸森林植物園 2012年4月8日撮影
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表皮
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神戸森林植物園 2012年4月8日撮影
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