1032.コムラサキシキブ

解説
別名コシキブ。本州以南、琉球列島まで、および台湾、中国の暖帯から亜熱帯に分布。里山の雑木林の林縁や湿地などに生える。 樹高:1~1.5mの落葉低木 観賞用に庭木として多く植栽されている。 実は、秋に緑色から紫色に熟す。ムラサキシキブと違い、かたまってつく。 コムラサキシキブはムラサキシキブの園芸種で、元々ムラサキシキブは和風や雑木の庭で植栽されてきたが、今はコムラサキシキブの方が人気も高い。全体に小振りでありながら、実つきが良いために、和風、洋風を問わず利用され、晩秋の庭や花壇を紫という気品のある色で飾る。 ムラサキシキブと混同されやすく、コムラサキをムラサキシキブといって栽培していることが大半である。全体によく似ているが、葉はコムラサキは葉の先端半分にだけ鋸歯があるが、ムラサキシキブは葉全体に鋸歯があることで区別できる。 食餌木としてアカゲラ、ウソ、オナガ、キジ、キジバト、コジュケイ、ジョウビタキ、ツグミ、メジロなど多数の野鳥がその実を好む。 熟したコムラサキシキブの実は甘いが、生食はものたりない。 実を丹念に採取し、水で洗ってしっかり水気を切り、実の2~3倍量のホワイトリカーに漬けて6ヵ月くらいたったら実を取り出し、再びふたを密閉して1年ほど熟成させる。朱色の素敵な色合いに仕上がり、爽やかな味と香りの美味しい果実酒ができあがる。  岩手県で絶滅、その他多数の都道府県でレッドリストの絶滅寸前・絶滅危惧種・危急種・準絶滅危惧の種に指定されている。
樹形
写真