1092.ナナミノキ


解説
モチノキ科。常緑高木。高さ6-10m。枝を折ると一様に斜めに割れるため、別名ナナメノキといわれる。本州(静岡県以西)、四国、九州六甲山系では山麓から中腹の照葉樹林に分布しているが、数は少ない。雌雄異株で6月頃に薄紫色の花を咲かせる。

樹皮は灰褐色。葉は単葉互生で、葉身は長楕円形または倒披針形、長さ7-12cmのしなやかな革質である。葉先は尾状の尖鋭頭。葉縁は低い鋸歯。この樹もモチノキ科の例にもれず、ソヨゴと同様に、明瞭な死環がみられる。秋には楕円形で長さ約1cmの多数の赤い実がびっしりとつける。

成り年が明確で、ほとんど果実を付けない年もある。モチノキ属の果実は、球形のものが多いが、このナナミノキだけは、やや細長く曲がっており、このことからも“斜めの木”と命名されたという説もある。

写真
ナナミノキの実
河内長野市 花の文化園 2013年7月28日
上2枚 河内長野市 花の文化園 2012年1月9日
樹形
写真
大阪市大植物園4月9日 撮影
表皮
写真 写真
大阪市大植物園4月9日 撮影