111.シラカバ


解説
学名Betula platyptylla Sukatchev var.japonica(Mig.)Hara
カバノキ科。落葉高木。狭円柱形の樹形で高さ20-25m、直径90cmになる。日本特産であり、福井、岐阜、静岡各県より北の海抜高の高い(600~1、600m)地域、さらに北海道ではより低い(0~ 700m)各地の日当りのよい土地に分布する。
幹は直立して、枝葉もよく茂る。葉は有柄で、三角状の広卵形。樹皮はこの木の外観的特徴で、粉白色・横長の皮目が非常に目立つ。開花は葉と同時期の4月頃で、雌雄同株。黄褐色の雄花序は、3-5cmほどで垂れ下がる。雌花序は前年枝に上向きにつく。果穂は成熟すると3-5cmほどになり垂れ下がる。実は堅果で両側に翼がつく。
心材と辺材の境ははっきりせず、木材の色は黄白色から淡黄褐色である。肌目は精で、木理は通直なことが多い。立っているものでも、丸太になっているものでも菌の害を受けやすく、変色をしていることがよくある。やや軽軟な木材で、保存性は非常に低い。用途として、観光地での樹皮の美しさを利用した細工物、器具、家具、さらには削片板、パルプなどの原料である。割箸やアイスクリームのスティックにもされるが、漂白をされているため白色になっている。さらに、ナメコ栽培用の原木にもなる。樹皮は優れた燃料である。虫害ではカミキリムシ類の幼虫であるテッポウムシによる被害が大きいほか、アメリカシロヒトリによる食害もある。寿命は短く200年ほどである。
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紅葉
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樹形
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表皮
シラカバの樹皮
 北海道大学植物園  2014年9月14日
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この木に関する俳句しらかば