1147.ナシ


解説
ナシ(梨) バラ科ナシ属。落葉高木。和なし、中国なし、洋なしの3つが主なものであり、食用として世界中で栽培されている。日本語で単に「梨」と言うと通常はこのうちの和なしである。中国を原産とし中国や朝鮮半島、日本の中部地方以南に自生する野生種ヤマナシを基本種とする栽培品種群のことである。高さ15メートルほどであり、葉は長さは12センチほどの卵形で、縁に芒状の鋸歯がある。4月頃に葉の展開とともに5枚の白い花弁からなる花を咲かせる。8月下旬から11月頃にかけて、黄褐色または黄緑色でリンゴに似た直径10-18センチ程度の球形の果実がなり、食用とされる。果肉は白色で、甘く果汁が多い。リンゴやカキと同様、尻の方が甘みが強く、一方で芯の部分は酸味が強いためあまり美味しくない。しゃりしゃりとした独特の食感がナシの特徴だが、これは石細胞と呼ばれるものによる。石細胞とは、ペントザンやリグニンという物質が果肉に蓄積することで細胞壁が厚くなったものである。これは洋なしにも含まれるのだが、和なしよりもその量が少ないために、和なしと洋なしとでは食感に大きな差が生じる。また、野生のもの(ヤマナシ)は直径が3-8センチ程度と小さく、果肉が硬く味も酸っぱいため、食用には向かない。ナシの語源には諸説があるが、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから「中酸(なす)」が転じたものといわれている。落葉期の2月頃に石灰硫黄合剤を散布し、病害虫予防を行い、5月頃からアブラムシや黒星病に注意が必要である。
ナシの花 ナシの花
上2枚 大阪市長居植物園 2013年4月14日?
ナシの花
名古屋 東山動植物園 2008年4月4日?
写真
大阪市大植物園4月9日撮影
写真
大阪市大植物園4月9日撮影
樹形
ナシの花
名古屋 東山動植物園 2008年4月4日?
この木に関する俳句なし