1222.オオシラビソ

解説

マツ科 モミ属
オオシラビソ Abies mariesii Masters
日本特産の常緑針葉樹。
石川県の地方名はトガ。青森椴松(アオモリトドマツ)とも呼ばれ、本州中部以北の標高1500 ~2500mの高地に分布。 最低は八甲田山の750m。最高は南アルプス連峰の仙丈ヶ岳2,900m。ハイマツ以外の針葉樹として最も多雪地帯に対応できる樹種といえる。シラビソと分布地帯は似ているが、オオシラビソは日本海側の多雪の山々に比較的多い。
樹高は20-25m 、直径40~60cm。ときには樹高40m。直径100cmに達するものもある。樹形は円錐形になる。
開花期:6月、10月頃には紫藍色の卵のような球果ができる。針葉は常緑で先端は窪み、濃緑色で葉裏は若干白い。
シラビソと比べ枝が見えないほど針葉が密生する。球果は長さ約10cm の楕円形で、秋に緑紫色に熟す。
平地では年間10 ~20cm 伸びる。繁殖方法は実生で繁殖難易度は普通。 木材としては比重 0.40で軽軟材。辺材は白色。心材は淡黄白色。肌目は粗。用途としては木材や造作用材、器具パルプ材とされている。