1236.アコウ


解説
アコウ(榕、赤榕、赤秀、雀榕)   クワ科イチジク属。半常緑高木。紀伊半島から山口県、四国南部、九州、南西諸島などの温暖な地方、国外では台湾や中国南部、東南アジアなどに分布している。高さ約10-20メートルになり、樹皮はきめ細かい。幹は分岐が多く、枝や幹から多数の気根を垂らし、岩や露頭などに張り付く変わった性質をもっている。新芽は成長につれ色が赤などに変化し美しい。葉は互生し、やや細長い楕円形でなめらかでつやはあまりなく、やや大ぶりで約10-15センチである。年に数回、新芽を出す前に短期間落葉する。ただし、その時期は一定ではなく、同じ個体でも枝ごとに時期が異なる場合もある。5月頃、イチジクに似た形状の小型の隠頭花序を、幹や枝から直接出た短い柄に付ける。果実は熟すと食用になる。また、アコウの種子は鳥類によって散布され、その種子がアカギやヤシなどの樹木の上に運ばれ発芽して着生し、成長すると気根で親樹を覆い尽くし、枯らしてしまうこともある。そのため絞め殺しの木とも呼ばれる。これは樹高の高い熱帯雨林などで素早く光の当たる環境を獲得するための特性である。琉球諸島では、他の植物が生育しにくい石灰岩地の岩場や露頭に、気根を利用して着生し生育している
葉と実
堺市美原区木材通り 大阪木材工場団地 敷地のアコウ 2011年10月9日  
アコウの実
堺市美原区木材通り 大阪木材工場団地 敷地のアコウ 2011年10月9日  
樹形
沖縄 東南植物園 木犀遊具の中心に据えられている  2003年11月7日  
巨樹
日本一のアコウ 鹿児島県指宿市 信楽寺 2007年11月18日