1250.ハゼノキ


解説
ハゼノキ(櫨の木、黄櫨の木)
ウルシ科ウルシ属。落葉高木。別名にリュウキュウハゼ、ロウノキ、トウハゼなどという。本州、関東地方以西から四国・九州さらに東南アジアにかけて広く分布する。日本へは安土桃山時代末の1591年に筑前の貿易商人 神屋宗湛や島井宗室らによって中国南部から種子が輸入され、当時需要が高まりつつあったろうそくの蝋を採取する目的で栽培されたのがはじまりである。その後江戸時代中期に入って中国~沖縄を経由して、薩摩でも栽培が本格的に広まった。薩摩藩は後に1867年(慶応3年)年のパリ万国博覧会にはこのハゼノキから採った木蝋(もくろう)を出品している。高さは7-10メートルになり、樹皮は灰褐色。葉は大形の奇数羽状複葉で、広披針形の小葉は4~8対。雌雄異株。5-6月頃、円錐花序に小さな黄緑色の花を咲かせる。果実は直径5-15mmほどの扁平な核果で、表面は光沢があり無毛、秋に淡褐色に熟し、内果皮からは蝋が採れ、和蝋燭の原料にされる。また、紅葉が美しく、「うるし」ほどではないが、人によってはそばを通っただけで被れることがある。
小石川植物園 2000年8月24日  
ハゼノキ ハゼノキ ハゼノキ
福岡 内野町 2015年11月14日  
樹皮
ハゼノキ樹皮