1268.ナツメヤシ


解説
 植物学者の牧野先生は次のように述べている。おそらくメソポタミア地方原産で、雌雄異株の常緑高木。幹は直立、高さ30mに達す。葉は羽状複葉、長さ4~7m。小葉は硬く、長さ20~40cm。雄花序は直立、長さ100~150cm、分枝し多数の淡黄色の花をつける。雌花序は長さ約120cmに達して、時には垂れ下り、10~30分枝する。
アフリカを中心に乾燥熱帯域で栽培される。果実は直径2cmほどの卵形。甘く糖分に富み、乾果は干し柿に似て、アラブ地域の砂漠の遊牧民の貴重な携行食品となる。果物というより主食的に利用される。ジャム、ゼリーとしても用いられる。幹は用材、葉は屋根葺きや繊維に、樹液からは酒がつくられる。聖書にもよく出てくるヤシである。
 
樹形
ナツメヤシ ナツメヤシ ナツメヤシ
上3枚 沖縄 東南植物園 2003年11月7日撮影