1279.ハンカチノキ

解説
学名 Davidia involucrata

ミズキ科ダビディア属。落葉高木。別名はダビディア、ユウレイノキという。19世紀後半に中国四川省、雲南省あたりで発見された1科1属1種の植物であり、変種はあるもののハンカチノキというとこれ1種のみをいう。名の由来は、花の周りに2枚ついた大きな白い苞葉が、ハンカチのように見えるということからである。高さ15-20メートルほどになり、直径は1-2メートルである。枝は上向し樹冠は広円錐形となり、樹皮は深灰色または橙褐色から深褐色となり、不規則な薄い裂片になって剥脱する。幼枝は紫緑色で無毛である。小枝を折ると不快な匂いがする。冬芽は大きく錐形で、4-5対の瓦重ね状に配列する卵形の鱗片で包まれる。葉は互生、単葉で枝端に密集してつき、卵形、広卵形、近円形で、長さ8-15センチ、幅7-12センチ、急尖頭または短急尖頭、先端はすこし湾曲する。上面は光沢ある緑色で、初めに僅かに長軟毛を疎生するが後に無毛となる。下面には淡黄色または灰白色で糸状の粗毛を密布する。雌雄同株の雑性で、雄花と両性花または雌花を混在する。4-5月頃に大小2枚一組の白色の花を付ける。この白色で花に見える部分は実は「ほう」という葉の1種で本当の花はその中心にくるまれるようにある。10月頃に楕円形、卵形または倒卵形で、長さ3-4.5センチ、幅1.5-3センチ、平滑、淡緑色で黄色の斑点がある実をつける。 

ハンカチノキ
 森勇人撮影  2015年5月24日
上三枚 神戸森林植物園 2015年4月28日
ハナカチノキ 
大阪府 花の文化園 2013年5月6日
ハンカチノキの葉
河内長野市 大阪府立花の文化園 2012年8月27日
ハンカチノキの葉 はんかちのき
上二枚 京都府立植物園 2012年5月20日
 神戸森林植物園 2015年4月28日
ハンカチノキの葉
河内長野市 大阪府立花の文化園 2012年8月27日
ハンカチノキの実
神戸森林植物園の展示から  2003年11月3日
樹形
ハンカチノキ樹形
神戸森林植物園 2015年4月29日撮影
ハンカチノキの木
小石川植物園  2000年8月24日