0145.ミズメ


解説
カバノキ科。落葉高木。岩手県以南の本州、四国、九州の暖温帯に分布する。高さ20-25m、直径60-70cmくらいになる。直径100cmに及ぶものもある。和名は樹皮を傷つけるとサロメチールによく似た芳香のある透明な樹液が出ることからであり、香気成分はサルチル酸メチルエステルである。 樹皮がサクラによく似ているが、この芳香で区別がつく。
幹は直立。葉は有柄で両面ともに 長毛があり、卵状長円形である。5月頃褐黄色の花を付け、雄花は長枝の先から垂れ下がり、雌花は楕円形で短枝の先で上向きにつく。樹皮は赤暗灰色で、老木では不規則な鱗片状の裂目がある。心材は紅褐色、辺材は黄白色で、両材の区別は大体明瞭。肌目は緻密で美しい。弾力性に富み、比較的強靭な材。加工性・乾燥は中位、耐朽・保存性は心材部においてやや良好である。 最も一般的な用途は家具に使われ、とくに洋家具あるいは洋風の内装用の材料として貴重なものである。その他楽器材、彫刻材、堅いので版木、柄にも利用される。また、カンバの類は、取引上よくサクラと呼ばれることがあるが、この種の丸太はミズメザクラと名付けられることが多いです。勿論サクラの類とは関係がありません。
「今日の樹木」では2月23日はこの木になっている。現皇太子殿下浩宮様のお印がアズサな ので、皇太子の誕生日に合わせ本日に制定しました。梓と夜糞峰榛 という名前のハンディキャップが面白いですね。
樹形
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黄葉
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表皮

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