0156.マサキ


解説
 ニシキギ科ニシキギ属。常緑小高木。中国、朝鮮半島、北海道南部以南、本州、四 国、九州、琉球、小笠原に分布する。高さは1-5mになる。若い茎は円く、緑色。葉 は、短い葉柄をもって対生し、葉身は倒卵円形から楕円形で、長さ3-8cm、幅2-4cmに なり、厚く革質で、強いつやがある。葉先は鋭頭で、基部は円形からくさび形、縁に は低い鋸歯がある。斑入りのものもある。花期は6-7月。今年枝の上部の葉腋から、 集散花序を付ける。花は黄緑色で小さく、目立たない。秋に果実が熟すと、裂開して 橙赤色の仮種皮におおわれた種子があらわれる。幹は灰白褐色で、縦に浅い筋が入 る。枝は、断面が丸く緑色で、樹皮が綺麗に剥ける。マサキの葉を餌とする昆虫とし ては、ハチによく似たガの一種であるミノウスバが目立つ。晩秋に羽化して、昼間に 飛び回り、先のほうの細い枝を取り巻くように卵塊を産みつけ、翌春孵化した幼虫 は、集団のまま膨らみつつある新芽に食い込む。少し大きくなると、成長した葉も集 団で蚕食するので、部分的に葉が食い尽くされて食害箇所がよく目立つ。
マサキの葉
大阪市大植物園 2013年8月11日
樹形
写真
大阪市立大学附属植物園 2012年4月7日
写真
錦織公園 2000.3.5 撮影
マサキの幹
大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日撮影