0174.ケヤキ


解説
ニレ科ケヤキ属。落葉高木。別名ツキ(槻)と呼ばれている。日本ではケヤキ属には たった1種、ケヤキだけがあり、この属には4種があり、クレタ島、西アジアと東ア ジアに分布している。日本では今から数100万年前の第三紀鮮新世の地層からケヤ キの仲間のものと考えられる化石が見つかっている。本州、四国、九州、朝鮮、台 湾、中国に分布し、暖地では丘陵部から山地、寒冷地では平地まで自生している。高 さ20-25mの大木になり、街路樹や庭木などとしてよく植えられている。幹は直立 し、樹冠は、扇を開いたような形で美しく、冬の梢は、一層形がよく分かる。樹皮 は、灰紫褐色で雲紋状の薄い片となって剥がれ落ちる。若木では、横に長い楕円形の 皮目が多く、全体としては滑らかである。葉の鋸歯は曲線的に葉先に向かう特徴的な 形であり、鋸歯の先端は尖る。雌雄同株で雌雄異花である。花は4 -5月頃、葉が出 る前に開花する。秋の紅葉が美しい樹木でもある。個体によって色が異なり、赤や黄 色に紅葉する。木目が美しく、磨くと著しい光沢を生じる。堅くて摩耗に強いので、 家具・建具等の指物に使われるが、伐採してから、乾燥し枯れるまでの間、右に左に と、大きく反っていくので、何年も寝かせないと使えず、特に大黒柱に大木を使った 場合、家を動かすほど反ることがあるので大工泣かせの木材である。また、中心部の 赤身と言われる部分が主に使われ、周囲の白太は捨てられるので、よほど太い原木で ないと立派な柱は取れないのである。しかし、日本家屋の建築用材としても古くから 多用され、神社仏閣などにも用いられている。現在は高価となり、なかなか庶民の住 宅には使えなくなっている。
木目
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RanRanさんの写真
『カルガモのお昼寝タイム』ー 場所: 井の頭恩賜公園 RanRanさん撮影 2014年5月30日facebook投稿
紅葉
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樹形
夜のケヤキ
自宅近くの公園 2013年11月28日
表皮
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年輪
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