550.クィーンズランド・メープル

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解説
オーストラリアのクィーンズランド北東部の熱帯林に産する代表的な木材。 メープルと名前がついているがメープルとは植物学的にもまったく関係がない。 樹高が約30mぐらいの木だが,幹は太く直径は1m以上にもなる。
材色は淡色 ないし桃褐色,あるいは褐色。 材面に光沢があり、肌目はかなり粗くて均一である。 木理は通直,交錯あるいは 波状を示すのて,材面には縞状または斑状のもくが認められる。 斑状のもくと 光沢が結びつき,水に濡れた絹のように見えるところから,シルクウッドと 呼ばれている。 耐久性は低いので屋外の利用には適さない。
木材の乾燥はよいが,木理が交錯ないし不規則のとさには狂いが生じる。強度的 には強いが加工性はよい。柾目面の仕上げをする時は注意が必要。 用途は,マホガニーなどと同様だが、強くて比較的軽いのて,ポートや鉄道用客車 の骨組や内装に用いられる。 ライフルの銃床に使われる数少ない木材の一つてもある。 また,化粧合板やツキ板にも利用され、日本には木材製品としてではなくツキ板の 形で見られる事が多い。