580.イヌシデ

解説
ニレ科ムクノキ属。落葉高木。高さ20m、直径1mにもなる。暖帯樹で本州中南部、四国、九州、台湾、朝鮮、中国、インドシナの暖帯から亜熱帯に分布している。樹皮は灰褐色で、老木になると鱗片状に剥がれる。葉は長楕円形で互生し、先端は尾状に尖る。4-5月ごろ、葉の展開と同時に黄緑色の目立たない花を咲かせる。果実は核果で、10月ごろ黒紫色から黒色に熟する。名前の由来は、この木の実を椋鳥が好んだことからといわれている。また、かつては鍬やシャベルの柄などの器具材、運動具材、車両材、船舶材、三味線の胴、木銃、滑車、天秤棒、馬の蔵、野球のバット、薪炭材に利用されていた。銘木材としてはしたん、こくたんなどの模擬材であった。
写真
大阪市立大学附属植物園  2012年4月7日
樹形
写真 写真
大阪市立大学附属植物園 2012年4月7日
イヌシデ
大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日撮影
幹、樹皮
イヌシデ イヌシデ
上2枚 大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日撮影