0627.ホルトノキ

解説
ホルトノキ ホルトノキ科ホルトノキ属。常緑高木。高さ10メートル、中には30メートルになるものもある。江戸時代、平賀源内が今の和歌山県でこの木を見てオリーブの木と間違え、「ポルトガルの木」と呼んだことからホルトノキと呼ばれ、誤解から名付けられたと考えられている。(当時、オリーブ油はポルトガルの油と言われていた。)その時のホルトノキは和歌山県湯浅町浄土宗玉光山深専寺の墓地内に今でもあるという。また、別名のモガシは緑の葉に混ざる紅色を、模様(紋)に見立て「紋ガシ」「模様ガシ」と呼んだことからである。本州(千葉県以西)、四国、九州、沖縄、台湾、インドシナなどに分布する。西南日本で照葉樹林の高木層構成樹として重要で、各地の社寺林の中で巨木が見られる。古い葉は落ちる前に紅葉し、常に一部の葉が紅葉しているのが見られる。葉は互生し、枝先に集まり、葉身は倒披針形~長楕円状披針形でやや革質、縁には鈍い鋸歯がある。ヤマモモに似ているが厚みがある。7-8月頃に花が咲き、横に伸びた花茎に穂状に釣り鐘状で白い花を咲かせる。果実は核果で、長卵状楕円形、熟すと藍黒色になる。また、シャリンバイと同様に樹皮と枝葉を煎じて大島紬の染料になる。
写真
通勤途中4月29日撮影
写真
大阪市立大学附属植物園 2012年4月7日
樹形
幹、表皮
ホルトノキ ホルトノキ
上2枚 大阪市立大学付属植物園 2015年5月3日撮影
柞原八幡宮のほるとのき