0660.メタセコイア 


解説
スギ科メタセコイア属。落葉針葉高木。和名はアケボノスギ(曙杉)といい、生成立 の初期に生じたスギという意味である。高さ20-30m、直径1.5mにもなり、円錐形と なる。古くから化石で発見されていた樹であるが、1945年中国四川省磨刀渓村(現在 は湖北省利川市)で発見され、1949年に中国から国と皇室がそれぞれ100本のメタセ コイアの挿し木と種子を譲り受け、北海道~九州の日本の各地に配られた。絶滅した 種とされていたが、現存することが確認されたことから「生きている化石」と呼ばれ ることも多い。また各地のメタセコイア巨木は、この時のものが多い。
葉はモミやネズに似て線のように細長く、長さは2-3 cm程度、幅は1-2 mm程度で、 羽状に対生。秋に赤茶色に紅葉した後、落葉する。雌雄同株で、花期は2-3月。雄花 は総状花序、あるいは円錐花序となって枝から垂れ下がる。 10-11月に多くの卵状 の松笠形球果(果実径:1.5cm)をつけ、秋から冬にかけて無数の種が地表に落ちる。
樹皮は赤褐色で、縦に裂けて薄く剥がれ落ちる。
日当たりのよい場所で、土壌はやや湿気のある肥沃地を好むが、水湿地でも育つ。生 長は非常に早く、萌芽力があるため刈り込みにも耐える強さももっている。また潮害 にやや強く、煙害には中程度である。用途としては、公園用の背景樹、学校、街路 樹、工場の緑化樹として需要が多い。木材としては柔らかいので、利用範囲は限られ る。
樹形
夜のメタセコイア
紅葉
メタセコイアの紅葉 メタセコイアの紅葉 メタセコイアの紅葉
上3枚 神戸市立森林植物園 

メタセコイア
神戸市立森林植物園 2001年11月18日

樹形
メタセコイア
めずらしい2本のメタセコイア 夏はひとつの樹形に見えるが、冬に樹形がはっきりわかる。

美原木材団地付近 通勤途中4月29日撮影

大阪府 花の文化園 2012年11月20日
メタセコイアの林
メタセコイアの林
メタセコイアの林
上2枚     神戸市立森林植物園 2016年12月18日 撮影