662.ラクウショウ(ヌマスギ) 

解説
スギ科ヌマスギ属。落葉針葉高木。和名はヌマスギ(沼杉)。樹冠は、若木では狭円錐形、老木では広円錐形となり、整った樹形で高さ50mにもなる。アメリカ大陸東南部からメキシコに分布し、北アメリカ原産である。湿潤地に適し、沼や沢地で根元が少し水につかった状態で自生することが多いが、通常の土地でも植栽できる。沼地に適していることから日本ではヌマスギという。日本にも移植され公園などでよく見られる。メタセコイアと一緒に見かけることがあるが、メタセコイアの葉方が大きく対生、幹に縦の凹凸があり、ラクウショウの葉は互生、区別は容易である。秋に赤褐色に紅葉し落葉する。雌雄異花、4月頃に開花する。果実は緑色の球形である。繁殖は実生、挿し木。辺材は器具に、心材は精油を適度に含みながらも大きな気室を持つ細胞構造であるため、軽量で土中や水中で腐朽しにくいその特質を生かし土木、船舶材、建築(屋根板など)などに利用される。
写真
ラクウショウの実
 大阪市立長居植物園 2013年6月30日
 大阪市立長居植物園 2013年1月26日
紅葉
ラクウショウの紅葉
神戸市立森林植物園 2012年11月4日
表皮
写真
大阪市大植物園 2000年4月9日撮影
樹形
神戸市立森林植物園 2016年12月18日 撮影
ラクウショウ
神戸市立森林植物園 2016年12月18日 撮影
気根
写真
ベトナム ハノイ植物園 2016年1月5日 
ラクウショウの気根
神戸市立森林植物園 
上3枚 大阪市立長居植物園 2013年1月26日
ラクウショウの森
ラクウショウ
神戸市立森林植物園 2016年12月18日 撮影