680.ヤマモモ


解説
常緑高木。雌雄異株。Chinese Strawberry Tree 別名 山法師(やまぼうし) 高さ20~25mになる。本州中部以西、四国、九州、台湾、フィリッピン、マレーシア、中国南部などの温暖な地方の山地に多く自生している。
大気汚染には強く、乾燥地にも強いので最近では西日本の街路樹、公園樹に利用されている。 庭園樹としては、成長は遅いが萌芽力があるので、剪定することにより、樹形を損なわずに維持できる。幹が太くなると風格があるので、主木として植えられることが多い。 和風、洋風どちらにも使えるが、実を楽しむのであれば雌株にしないといけない。
アプローチ廻りに植えると熟した実が舗装を汚すので避けたほうがよい。
  ヤマモモの名前は山にあり、実がなる樹の意味と想像できるが、いくつかの説がある。
有力なのは漢名の揚梅(ヤンメイ)からヤーメイ→ヤーモウ→ヤマモモに変化した説。
高知の人はヤマモモの話をするときには熱が入る、県花でもあるので当然だろうが果物の改良に熱を入れる高知りの人がこのやままももだけは、そのままなのはこの味をそのままに保っておきたいためだろうか。
水洗いせずに、そのまま塩をかけて食べるのが王道だという。
県木として指定しているのは徳島県で阿波藩時代には御禁木として保護され、今はヤマモモの果実産地として有名。
「瑞光(ずいこう)」、「森口(もりぐち)」などの栽培品種が有名。
私は会社まで45-50分歩いて通勤しているが、富田林市から美原町に入る直前にやまももの街路樹がつづく。夏前には実がなるのだか、誰もとらず地面に落ちている。 今の人は街路樹からは食べるものは採れないと思い込んでいるようだ。
ヤマモモはジャム等に加工するより、そのまま食べるのが一番。最初は実をとり会社で水洗いして冷やしてから塩をかけて食した。
しかし、高知の人からの助言どおりにそのまま食したが、ほのかに松脂の香りが甘酸っぱさの中にある独特の味は、この方が美味しい。
「宵越しのヤマモモは食べるな」という諺があるが、輸送の途中痛みやすい、昔は産地以外では食べられなかった。今でも東北、北海道の人は味を知らない。
樹皮を日干しにしたものを揚梅皮(ようばいひ)といい収斂(しゅうれん)利尿などの薬用に、草木染に使われる。
ヤマモモの実 ヤマモモの実
 上2枚 通勤途中 2013年6月26日撮影
写真
この頃には実を食べることが出来る
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通勤途中2000年4月12日撮影
若葉
ヤマモモの若葉
上2枚 大阪府 服部緑地都市緑化植物園 2014年5月11日撮影
樹形
ヤマモモの樹形
大阪 長居植物園 2014年8月24日撮影
表皮
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ヤマモモの巨樹