0684.ナンキンハゼ


解説
ナンキンハゼ(南京櫨・南京黄櫨) トウダイグサ科シラキ属。落葉高木。別名は、トウハゼ、カンテラギという。名の由来は、ハゼノキの代わりに蝋をとる材料として使われるようになった、中国原産の木というところからである。中国原産で江戸時代に渡来し、現在は日本各地で栽培されている。高さ6メートルになり、樹皮は灰褐色で、不規則に縦に裂ける。葉は互生し、葉身は菱形状広卵形、先端が急に尖る、独特の形であり、縁は全縁となる。葉柄と葉脚の境に2個の腺点がある。雌雄同株、雌雄異花。6-7月に枝先に総状花序を出し、芳香のある、黄色の小さな花を多数つけ、雌花は花序の基部に2-3個、雄花は上部に多数つく。秋に、果実は少し三角のかかった球形の蒴果を黒熟させ、3個の種子を出す。種皮は黒色であるが、その表面は脂肪に富んだ白色の蝋状物質で覆われている。蒴果が裂開しても、種子は果皮から自然に離脱することはなく、紅葉期から落葉後まで長く樹上に留まり、白い色が非常に目立ち、スズメ、ムクドリなどの鳥類がこの種子を摂食し、蝋状物質を消化吸収して種子を排泄することで、種子分散が起こる。また、根皮、果実は乾燥して、利尿剤、瀉下剤にする。これを烏臼(うきゅう)という。 種子の油脂の烏臼油は、石鹸・蝋燭の原料や、薬用(腫物、皮膚病)とされる。なお、この種子は有毒である。
写真 ナンキンハゼ
通勤途中 2013年6月29日 幼葉、花、葉
ナンキンハゼの新葉
通勤途中 2013年5月8日
樹形
写真 ナンキンハゼ
通勤途中 2000.5.11撮影
落ち葉
ナンキンハゼ
通勤途中 2008.11.12撮影
 ナンキンハゼ
富田林市 2008年11月22日 撮影
 ナンキンハゼの実
神戸市立森林植物園 2016年12月18日 撮影
樹形
写真 ナンキンハゼ
中川木材産業に面した面した木材通りのナンキンハゼ 2008.11.12撮影
通勤途中 2008.11.12撮影
写真 ナンキンハゼ
5月のナンキンハゼ 通勤途中 2000.5.11撮影
9月のナンキンハゼ 通勤途中 2008年9月5日
丸太
写真 ナンキンハゼ