0686.イヌツゲ 


解説

モチノキ科モチノキ属。常緑低木。本州から九州、済州島に分布する。生垣や庭木としての生産も多い。乾燥した痩せ尾根から湿原の周辺まで、広い生育範囲を持ち、樹形も立ち上がって単幹となるものから地表を這うものまである。高さは2-5mほどであるが、中には8-15mもの大木になるものもある。細かく枝分かれし、小さな葉が枝に密に付く。葉は長さ2cm前後のだ円形で濃緑色、縁には丸い鋸歯があり互生する。葉の裏には「腺点」と呼ばれる点々がある。6月頃にあまり目立たない紫がかった白色の小花を咲かせる。雄株と雌株があり花後に雌株は小さな球茎(径6-7mm)の果実を付け、秋に熟して黒色になる。一般には生長の早い雄株が庭木として利用される。また、イヌツゲの「イヌ」というのは「劣る・下等」という意味合いであり、「ツゲに似ているけども材木として劣る、用を足さない」と言う意味である。 別名:ヤマツゲ

樹形
万博記念公園 2006年6月7日 撮影
イヌツゲの樹形
 神戸森林植物園  2015年4月28日 撮影
写真
錦織公園 2000.3.5 撮影