703.サツキ

解説
サツキ ツツジ科ツツジ属。常緑低木。日本固有の花木で、関東以西から九州まで分布する。水湿を好み乾燥には弱く肥沃な腐植質で弱酸性の土壌に適している。高さは1メートル程度、葉は互生し長さ2-3センチ、披針型で質は厚い。ツツジと見分け難いが、花はツツジより遅く名前の如く 5月に咲き、枝先に朱赤色または紅紫色の花を付ける。 旧暦の五月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところからその名が付いたといわれている。ツツジ類としては葉が固くて小さく、茎には這う性質が強い。本来は渓流沿いの岩の上に生育し、増水時に水をかぶっても引っかからないような低い姿勢で生育していたものと思われ、いわゆる渓流植物の特徴を備えている。サツキ栽培の起源は明らかでないが、1692年(元禄5年)に書かれた江戸染井の伊藤伊兵衛著『錦繍(きんしゅう)枕』にはさつきの品種162種を図示し色彩花の品位記載し、栽培法、繁殖法が記述されている。有名な生産地は栃木県鹿沼市、三重県鈴鹿市などである。
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モルジブ共和国発行 国際花と緑の博覧会参加記念 1991年
樹形
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