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中川社長を偲んで

株式会社葵建装 取締役<  嶋岡正晴
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中川社長が逝かれて、年も平成をむかえ、何事もなかったかのように、過ぎていく日々を追うにつれ、社長の御存在が、いかに大きなものであったか、痛感されるこのごろです。

私が社長の御世話に預かったことは、私の人生に二度までも、係わっていただいたということです。

第一に、我が中川木材、葵建装に御世話になることになった時の母校の先輩であったことのゆえん。

第二に、結婚に至った妻との出合いに御関与下さり、仲人をしていただきましたことのゆえん。

まさに今日に至っております私の人生の指針であられました。

今さらながら、その御交友関係の広さ、厚さに私共が、かかわらせていただいたことの幸運に、驚いております。

「嶋岡君、男が仕事に全力を出せるのは家庭やからな、家庭が源やで」と、言われた言葉が、今さらに、大切にいただいた言葉として、私の中に、とけこんでおります。

そして、その言葉の中に、奥様への愛情が、こめられているように思います。

全力仕事に打ちこまれていた社長のお姿から御家庭が、円満であり、奥様の内助が、いかにあられたか、測り知るところであります。

そういう人間の本質のところで、社長から教えていただいたことは、私にとって何よりもかえがたい教訓です。

木のぬくもりから人のぬくもりと、広がっていかれた社長のお姿にもう一度お会いできたらと、かなわぬ願いにもかかわらず、痛切に感じずにはいられません。

どうぞ、安らかにお眠り下さい。